■NC制御器のデータを一元管理に挑戦
工作機械への指令履歴を自動抽出し、工程の確からしさ検証やヒューマンエラー解析にも役立てることができました。
複数のNC制御機器メーカーのデータを一元的に管理できるようにPLCをもう一台途中経由させ同じ切り口でメーカー関係なく独自にデータ管理ができるような工法開発に取り組みました。
これによりNCに入力した指令コマンド(起動、停止履歴、工具補正入力値、アラーム発生とその解除履歴)を自動的に抽出できる仕組みを構築しました。
その成果として生産性(稼働率、停止時間管理)、作業者の習熟度チェック(補正回数や補正入力量)、設備異常発生時に何を行ったか(復旧手順の遡り)を容易に把握できるようになりました。
また、生産ラインが安定状態を定量判断できるようになり、現場でおきた問題点を共有することもできるようになりました。